<洋上風力発電が気になる①>漁業との関係㊤/長谷成人・東京水産振興会理事

2021年8月17日

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 洋上風力発電の動向が気になっています。菅義偉政権は、「2050年の脱炭素社会の実現」を掲げました。その実現には、再生可能エネルギーの導入拡大が不可欠であり、その切り札として期待されるのが海上に風車群を設置する洋上風力発電だと、最近しばしばニュースで見聞きする機会が増えたせいです。

 国内の洋上風力発電設備は長崎・五島市沖(浮体式1基)、福岡・北九州市沖(浮体式1基)、千葉・銚子市沖(着床式1基)、福島沖(浮体式2基)にありますが、昨年12月、政府は現在設備容量で1・4万キロワットあるものを、40年までに3000万~4500万キロワットに増やす目標を決めたそうです。

 政府としては、野心的ともいえる目標を立てて、投資を呼び込むことで普及を進めていきたいということでしょう。農林水産物の輸出目標の設定などにも通じる「野心的な」目標設定です。[....]