活魚水槽で魚を“最適化”

2022年3月29日

リバーサーの活性コントロール技術を導入した活魚水槽

 水産物の鮮度管理技術の開発や指導を行う㈱リバーサー(釧路市、松田英照社長)は、複数の水槽を使って活魚の活性をコントロールし、一定期間「ベスト」な状態で魚を保持する技術を確立した。鮮魚・活魚の出荷調整が利くようになるほか、品質向上や鮮度低下抑制の効果が得られるといい、同社では水産関係企業や漁協などに広く訴求していく考えだ。

       ◇       ◇       ◇

 特許出願中のこの技術は、塩分濃度や溶存酸素量が異なる3つの水槽に魚を順次移し替えていくというもの。塩分濃度や酸素量は第1水槽より第2水槽の方が低く、第2水槽より第3水槽の方が低く調整されている。

 漁獲直後の魚は漁獲時の暴れやストレスにより、運動エネルギーの源で、うま味成分の元でもあるアデノシン三リン酸(ATP)が低下した状態にあるが、3つの水槽を経由していく過程で基礎代謝、エネルギー消費が抑制され、「失われたATPが戻っていく」(松田社長)。[....]