日鉄神鋼、ENEOSと大阪湾奥部で藻場創出へ

2024年5月13日

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比較的簡単に設置できるSKSリーフ多孔質藻場礁TB-1型

 カーボンニュートラルに向けた独自商品で地域貢献を目指す日鉄神鋼建材(株)(本社=東京・千代田区、古川武彦社長)は、エネルギー・資源などの分野で事業展開するENEOS(株)が取り組む大阪湾奥部の藻場創出事業で協働した。

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 ENEOS堺製油所と大阪府は、環境省が進める「令和の里海づくり」モデル事業に応募。採択され2022年度から取り組んでいる。

 府は「豊かな大阪湾」の実現を目指し、19年度と21年度に、湾奥部の人工護岸で藻場創出などの生物生息場づくりの試験を実施。大阪・関西万博を見据えて、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブを視野に取り組んでいる。

 24年1月には、大阪湾沿岸を藻場などで取り囲む「大阪湾MOBAリンク構想」の実現に向けて、兵庫県とともに「大阪湾ブルーカーボン生態系アライアンス(MOBA)」を設置。藻場などの保全・再生・創出を加速させることを確認している。[....]