希少マツモを陸上養殖/南三陸町で建設会社が挑戦

2021年7月27日

水槽内を循環して大きくする養殖マツモ

 宮城・南三陸町の建設会社㈱阿部伊組が、三陸沿岸に生息する希少海藻、マツモの陸上養殖に挑戦している。冷却循環ポンプを利用した今夏の高水温期生産試験に成功すれば、年間を通じた収穫が見込まれる。安定した生産体制に加え、加工時には異物除去の手間がなく、労力を軽減できる持続可能性にも着目した。

        ◇        ◇         ◇

 マツモは主に宮城県から岩手県の潮間帯に分布し、晩秋から翌春に成長する。湿重量でキロ2000円を超す高値で取引されているが、近年は温暖化の影響か、ほかの海藻が繁茂し生息地を占有。岩場に生えるマツモはゴミの除去に手間がかかるうえ、漁業者も高齢化して生産量が安定しない。[....]