ドローン使い鮮魚輸送、新幹線と組合わせ 

2023年11月28日

ドローン(奥)を使い輸送実験に成功したナンバンエビ

 新潟・佐渡島沖の水深約400メートルの海域で水揚げした新鮮なナンバンエビ約2・2キロを載せたドローンが、日本海の越佐海峡間(距離約56キロ)を空輸したあと、新幹線で首都圏の日本料理店まで届ける国土交通省認可の物流実証試験が22日に行われた。取り組んだのは佐渡市と新潟市、JR東日本新潟シティクリエイト(株)(本社・新潟市、小竹宏行社長)、ドローン運行のAIR WINGS合同会社(東京・江戸川区、林賢太代表)の4者。官民共同で2026年の実用化を目指す。

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 使用したドローンは、固定翼付きの飛行機型((株)空解製)で、重量約12・5キロ、幅約3・5メートル、長さ約2・4メートル、高さ約0・95メートル。障害物回避機能を備え、事前に飛行ルート設定すれば高度約120メートルを安定維持しながら自動運転飛行できる性能をもつ。[....]