【ととけん】2021年8月問題
Q1.生殖巣が大きくなる産卵期は食用に適さないマガキは、「アルファベットのRのつかない月に食べるな」といわれます。ただし、イワガキは例外です。その最盛期の季節が付いたイワガキの別名を選びなさい。[2013年(第4回)3級(初級)から]
A.答えを見る
【解答】➁夏ガキ
【解説】イワガキは産卵期でも味が落ちず、春から秋口まで入荷し、とくに夏が旬。大ぶりで食べ応 えのあるカキ。一方、マガキは冬が旬で、おいしさが増す。月を表す英語で“R”の付かない、May(5月)、June(6月)、July(7月)、August(8月)は避けたほうがよいとされる。
Q2.赤身が人気の関東に対して関西は白身魚が好まれ、瀬戸内の夏場は白身天国といわれるほど魚種が豊富になります。瀬戸内の夏を代表する白身魚のうち誤りを選びなさい。[2014年(第5回)2級(中級)から]
A.答えを見る
【解答】➀サワラ
【解説】サワラは秋から春が旬で瀬戸内では春の魚として知られる。瀬戸内のオコゼは見た目はごついが身は上品で甘く、さながら関西の夏魚の王様。播磨灘の家島や淡路産のマゴチ、関西ではアコウの名で呼ばれるキジハタといった高級魚も夏場にピークを迎える。ちなみにサワラは白身のようで実は赤身に分類される。
Q3.日本三大急潮のひとつ今治市の来島海峡には、夏の限られた時期にだけ現れる魚がいます。わずかな潮の変化で姿をくらますため掛かりにくく、市場では貴重な魚です。キジを思わせる紋様をまとったこの高級魚を選びなさい。[2015年(第6回)1級(初級)から]
A.答えを見る
【解答】➀アコウ
【解説】「一に来島、二に鳴門、三と下がって馬関の瀬戸」と称される来島海峡で獲れるアコウは、愛媛県の夏を代表するプライドフィッシュ。漁獲が難しいことから幻の魚とされ、近年は人工的に卵をふ化させてから海に放流する栽培漁業の取り組みが進んでいる。栄養豊富な激しい潮流に揉まれた身は、白身でありながら濃い旨みがあり、また極上の出汁がとれることから高級食材として重宝されている。キジに似た紋様からキジハタの標準和名を持つ。
-
▲ページトップへ