【ととけん】2021年2月問題
Q1.語呂合わせによる記念日が多い水産物のなかで、海苔の記念日は収穫の最盛期に重なります。ちょうどこのころ出番が多くなる、海苔の日を選びなさい。[2020年(第11回)3級(初級)から]
➀2月6日
➁3月8日
➂8月6日
➃10月10日
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【解答】➀2月6日
【解説】海苔の記念日は、飛鳥時代の702年に大宝律令(日本最古の法令集)が施行され、海苔が“諸国指定産物”として租税(税金)の対象となった2月6日に由来する。2月3日ころの節分で恵方巻など巻物を口にすることが多いこの時期、有明海や東京湾などの産地では、水が冷たいなか収穫最盛期をむかえている。
?~?は語呂合わせによる記念日。3月8日はサバの日。8月6日はハモの記念日。10月10日はさかなの日。十と十で、すなわち「とと」というわけ。
Q2.もとは外来船のバラスト水に混ざって運び込まれた貝が、ここ20年のうちに増殖、そのおいしさから今や東京湾の名物となりました。大粒で肉厚、しかも二枚貝なのに砂抜きがほぼ不要という扱いやすいこの貝を選びなさい。[2020年(第11回)2級(中級)から]
➀アカガイ
➁アカニシ
➂ホンビノスガイ
➃ムラサキイガイ
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【解答】➂ホンビノスガイ
【解説】最近では首都圏の鮮魚店やスーパーマーケットなどで見かけることも多くなったホンビノスガイだが、もとは北米大陸原産の貝。原産地のアメリカでは、クラムチャウダーの具としても親しまれる。この20年で東京湾に定着し、船橋市漁港での漁獲はこの10年で8倍になり、千葉県の春を代表するプライドフィッシュにまで出世している。大粒で見(み)栄(ば)えがよく、身もふっくらと肉厚でぷりぷりで、濃厚な貝の旨みが味わえる。しかも砂抜きなど調理の手間が少なく、シンプルな浜焼きや酒蒸し、パスタ、鍋など幅広い料理に合うのが人気の秘密。
Q3.2月最初の午の日、初午に稲荷神社に供える行事食です。おろした大根・人参と煎り大豆、鮭の頭といった、おせち料理や節分の残り物を酒かすと一緒に煮込んだ、栃木県の郷土食を選びなさい。[2020年(第11回)1級(上級)から]
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【解答】➁しもつかれ
【解説】「食べるのに勇気のいる見た目」とか「味が無理」などと厳しい評価も耳にすることのある栃木県の不遇の郷土食「しもつかれ」。冷たい料理の意「しみつかり」がその名の語源ともいわれる。初午の日に無病息災を祈り、稲荷神社に赤飯とともに供えられる。昔の冬は食べ物に乏しく、正月の残り物の鮭や野菜、節分で使った豆をおいしくなるように工夫した。
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