【ととけん】2020年8月問題
Q1.「岐阜の〇〇、水戸のあんこう、明石のたい」とは、古くから各地の名産を表す言葉です。塩焼きが夏の訪れを知らせてくれる、下線部にふさわしい魚を選びなさい。[2019年(第10回)3級(初級)から]
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【解答】?あゆ
【解説】「岐阜のあゆ、水戸のあんこう、明石のたい」は、昔からおいしいものの代名詞とされていた。岐阜を代表する清流、長良川には宮内庁の御料場があり、鵜匠によるアユの鵜飼漁が行われている。水戸藩(現・茨城県)は、全国でも有数のアンコウの産地で、アンコウを季節の野菜、豆腐などと一緒に鍋に入れ、みそで味を調えた「アンコウ鍋」は冬の定番グルメとして親しまれている。明石は兵庫県南部の地名。明石海峡の激しい潮流にもまれ、引き締まった身をもつマダイは日本一ともいわれるおいしさだ。
Q2.岡山の“流瀬(ながせ)のかつお”は、燻(いぶ)し銀のような美しいウロコが特徴です。しかしながら悲しいほどにデリケートで、鮮魚売場に並ぶ頃にはほとんど剥(は)がれ落ちてしまうようです。岡山ではたんに“カツオ”といえばこの魚をさします。この魚を選びなさい。[2015年(第6回)2級(中級)から]
?ハガツオ
?ヒラソウダガツオ
?マナガツオ
?マルソウダガツオ
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【解答】?マナガツオ
【解説】岡山でカツオといえばすなわちマナガツオのことで、岡山の夏を代表するプライドフィッシュ。カツオが獲れない地域では、マナガツオをカツオに見立てる傾向があり、名前の所以は“真似がつお”といわれる。また???はすべてサバ亜目だが、マナガツオは縁もゆかりもないイボダイ亜目である。
Q3.アジの水揚げ日本一を誇るこの地は、アジの観光資源化と都市部との交流人口拡大を狙い、「アジフライの聖地」を目指す取り組みを始めています。この地を選びなさい。[2019年(第10回)1級(上級)から]
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【解答】?松浦
【解説】3年連続アジの水揚げ日本一(2015?17年)の長崎県松浦市は、アジフライの特産化による「アジフライの聖地」を目指す取り組みを始め、第1弾として「松浦アジフライマップ」を作成し、2018年8月末に飲食店などに配布した。旬サバや養殖トラフグ、クロマグロ、クルマエビなど特産魚が多い松浦市だが、新鮮で安く、子どもからお年寄りまで幅広く親しまれているアジフライの潜在力に着目した試みだ。当地のブランド魚「旬アジ」は東シナ海、とりわけ対馬周辺が好漁場となっており、産地ならではの新鮮でおいしいアジフライを提供。2019年4月27日に「アジフライの聖地」宣言をした。
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