【ととけん】2020年6月問題
Q1.この魚に脂がのっておいしくなる梅雨時の6月から7月には、中性脂肪を減らす働きがある不飽和脂肪酸のEPAが春先に比べ約6倍になるといわれています。この魚を選びなさい。[2012年(第3回)3級(初級)から]
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【解答】?イワシ
【解説】イワシは「イワシ百匹、頭の薬」といわれるほど栄養満点で体によく、動脈硬化を防ぐとされるエイコサペンタエン酸(EPA)や、頭脳の働きがよくなるといわれるドコサヘキサエン酸(DHA)を豊富に含む。同様に梅雨時においしくなる魚の代表格として、梅雨アナゴ、梅雨イサキ、梅雨明けのハモなどがあげられる。
Q2.世界的には最も漁獲量の多いこのマグロは、日本では夏のマグロとして知られています。とくに春先から初夏にかけ、淡いピンク色の身にほど良い脂を蓄え、さっぱりした味わいが関西を中心に人気です。このマグロの種類を選びなさい。[2016年(第7回)2級(中級)から]
?キハダマグロ
?クロマグロ
?ビンナガマグロ
?メバチマグロ
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【解答】?キハダマグロ
【解説】クロマグロをはじめ、メバチ、ビンナガなど国産天然ものの旬が秋から冬にかけてであるのに対し、夏に旬を迎えるのがキハダマグロ。成長すると100キロを超えるが、15キロ以下の幼魚をキメジと呼ぶ。キハダやキメジは春から夏にかけて日本列島の南岸を流れる黒潮にのって北へ回遊する。カツオなどと一緒に海面近くを泳ぐこともあり、夏になると伊豆諸島近海では船釣りの対象となる。成長とともにヒレが伸び黄色くなるのが特徴で、まるまるとしたクロマグロよりもスマート。クロマグロのような脂は愉しめないが、上品であっさりとした味わいは、古くからの産地である高知、三重、九州などが近い関西では好まれる。
Q3.近年関東では初夏の塩焼き魚として人気が高く、時季になるとスーパーの店頭でも目にするようになっています。伊豆諸島近海で獲れる日本固有種の魚を選びなさい。[2016年(第7回)1級(上級)から]
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【解答】?タカベ
【解説】古くは脂が強く人気薄だったが、いまでは関東の夏の代表的な魚で高級なものとなっている。新鮮なものは刺身にもするが、鮮度が落ちやすいため産地でしか味わえない。産地の伊豆諸島には、頭とヒレを処理したタカベを骨ごと筒切りにし、わさび醤油で食べる今では希少な“タカベの背越し”という伝統料理がある。?クロムツは日本固有種だが冬が旬。北海道以南の沿岸から沖合に分布し、とくに関東から伊豆半島にかけて生息している。?タカサゴは、沖縄で練り製品やから揚げにする安くておいしい魚でグルクンの名で親しまれている。?ハマフエフキは沖縄ではタマンと呼ばれる沖縄三大高級魚のひとつ。
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