【ととけん】2020年11月問題
Q1.水族館でゆうゆうと泳ぐ姿やこわい映画が印象的かもしれません。でも実はこの魚介、全国で漁が行われています。フカヒレのほか、かまぼこやはんぺんなど加工食品の材料として使われるこの水産物を選びなさい。[2020年(第11回)3級(初級)から]
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【解答】➃サメ
【解説】サメは江戸時代から食用としてすでに利用されており、大きなサメをかついで日本橋をわたる魚河岸の若衆の姿が浮世絵にも描かれている。かまぼこやはんぺんに用いる身はもちろん、ヒレは高級食材のフカヒレに、皮もあますところなく使われた。
Q2.令和元年となった昨年(2019年)11月に行われた皇位継承にともなう大嘗祭(だいじょうさい)には、儀式の供え物として全国47都道府県から、郷土色豊かな特産物が納入されました。三重県の供物を選びなさい。[2020年(第11回)2級(中級)から]
➀シラス干し ワカサギ煮干し
➁シロエビ〈燻製(くんせい)〉 イナダの天日干し
➂のしあわび 乾燥ヒジキ かつお節
➃干しサバ 干しマグロ 乾燥ヒジキ
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【解答】➂のしあわび 乾燥ヒジキ かつお節
【解説】天皇陛下の皇位継承に伴い、一世に一度だけ行う皇室伝統の大がかりな神事、大嘗祭が昨年(2019年)11月14日夕刻から翌日夜明け前まで、皇居・東御苑で古式ゆかしく行われた。
古代、天皇の食膳に供する海産物などを献上した三重県の志摩地方は若狭や淡路とならぶ御食国。そのなかでも、アワビはとりわけ大切な捧げもの。伊勢神宮や皇室に献上されるため、古くから御貝(おがい)と呼ばれ、不老長生の食べる妙薬である生のアワビを紐状にして乾燥させてのばした熨斗あわびは慶時には欠かせない。
Q3.一夜干しが主流のこのカレイは、ほっそりした姿かたちから地方により笹や栗の葉に擬せられた名称を持ちます。産卵期前、お腹にピンクの卵が透ける晩秋から初冬の味の素晴らしさが食通を惹きつける、このカレイを選びなさい。[2020年(第11回)]1級(上級)から]
➀ババガレイ
➁マツカワガレイ
➂メイタガレイ
➃ヤナギムシガレイ
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【解答】➃ヤナギムシガレイ
【解説】ヤナギムシガレイ(柳虫鰈)は、鮮魚よりも一夜干しなどの干物に加工された状態で多く市場に流通している。その姿形から、北陸から山陰、関西方面では「笹がれい」という名称が多く使われ、山形県庄内地方では「栗の木葉」の名をもつ。
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