【ととけん】2019年3月問題
Q1.3月の声を聞くと、北国から季節到来を告げる知らせが届きます。3月1日に解禁となる各地の漁のうち、誤りを選びなさい。[2016年(第7回)3級(初級)から出題]
?北海道南部のスルメイカ漁
?新潟のイワナ・ヤマメ漁
?富山湾のホタルイカ漁
?石川のサヨリ漁
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【解答】?北海道南部のスルメイカ漁
【解説】北海道南部に初夏のおとずれを告げるスルメイカ漁が解禁となるのは、毎年6月1日。函館のイカ釣り漁船は解禁になると、日本海側を北上する群れを追って松前小島付近に向かう。?新潟のイワナ・ヤマメ漁は、山形との県境に近い大川や勝木川、福島・会津地方から新潟市まで流れ下る阿賀野川などで3月の声とともに解禁となる。夜の闇に青い光を放つ?ホタルイカは富山湾の春の風物詩、石川で花見魚の愛称をもつ?サヨリ漁も北国の春到来を告げるニュースだ。
Q2.米つぶに似た卵が“飯(いい)”に見えることから名のついたイイダコ。卵でお腹がふくれておいしくなる産卵期を選びなさい。[2010年(第1回)2級(中級)から]
?3月から4月
?6月から7月
?8月から9月
?10月から11月
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【解答】?3月から4月
【解説】イイダコのメスの産卵期は春で、米粒のような卵を持つことからイイ(飯)ダコという。卵がぴっちり詰まった身は噛み応えが絶妙で、メスはオスの倍近い値段で売られる。また、東京湾や有明海のイイダコ釣りは10?11月がピーク。イイダコは白いものに反応する特性で、釣りのエサにラッキョウや白ネギ、白い陶器、白い疑似餌などが使われる
Q3.この魚は縄文時代から食用され、江戸時代まではマダイ以上の高級魚で祝い魚として珍重されていました。今でも宮中膳部の「包丁式」や古式ゆかしく新春を祝う「まな板開き」といった儀式に使われるこの魚を選びなさい。[2011年(第2回)1級(上級)から出題]
?鯒
?鮒
?鯉
?鱚
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【解答】?鯉
【解説】「包丁式」は平安時代からの由緒ある宮中行事で、京都や大阪などでも行われる。烏帽子、直垂をまとい右手に包丁、左手に箸を持ち鯉、鯛、真魚鰹などを古式に則った所作でさばく、日本料理の伝統を今に残す厳粛な儀式。千葉県千倉の高家神社では、10月17日(旧神嘗祭)と11月23日(旧新嘗祭)に包丁式が奉納される。コイは夏に食されることが多いが、秋から冬が旬とされる。寒い季節に食べる“コイこく”や夏場の洗いが美味。中華料理には丸揚げのあんかけもある。養殖ものでは長野県の佐久、天然ものは利根川産が名高い。
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