【ととけん】2018年3月問題
Q1.北海道で春告げ魚と呼ばれるある魚の卵巣、数の子はおせち料理に、乾燥させた身欠きは伝統的な郷土料理にも使われます。この魚を選びなさい。[2015年(第6回)3級(初級)から出題]
?サケ
?タラ
?ニシン
?ホッケ
A.答えを見る
【解答】?ニシン
【解説】お正月料理に欠かせない数の子はニシンの卵巣を塩漬けしたもの。アイヌの言葉でニシンをカドと呼び、それがなまってニシンの卵を数の子というそうだ。いまでも東北各地でニシンをカド、カドイワシと呼ぶ。身欠きニシンは北陸や関西の昆布巻き、京都のにしんそば、福島会津地方のさんしょう漬けに使われる。
Q2.甲羅を持つことからその名が付いたコウイカは、産卵期の桜の季節に沿岸近くに寄って来るため、桜イカや花イカとも呼ばれます。コウイカの市場での通り名を選びなさい。[2010年(第1回)2級(中級)から]
?アオリイカ
?カブトイカ
?スミイカ
?マイカ
A.答えを見る
【解答】?スミイカ
【解説】スミイカといわれるように墨を吐いて危険を回避する習性があるが、墨があたりに散らずに、しばらくもやもやと固まったまま残っている間に逃げる。また墨は料理には珍重されており、塩辛の黒造りやスペイン料理など外国でも使われる。
Q3.石川県穴水町の“まいもん(うまいもの)まつり”は季節ごとに年4回行われ、四季を代表する山海の幸が愉しめます。春には地元で“いさざ”という名で親しまれている海産物が欠かせません。いさざの標準和名を選びなさい。[2013年(第4回)1級(上級)から出題]
?アユ
?シロウオ
?ノリ
?ホタルイカ
A.答えを見る
【解答】?シロウオ
【解説】春の訪れとともに、産卵のため能登の河川を遡上するイサザを四つ手網で狙う漁は、穴水町の春の風物詩。「まいもん」は能登弁で“うまいもの”のことで、祭りは春の陣、夏の陣、秋の陣、冬の陣に分けて開催され、2018年の冬の陣はカキ、春の陣はいさざ、夏の陣はさざえ、秋の陣は牛、がテーマとなっている。
-
▲ページトップへ