【ととけん】2018年11月問題
Q1.低カロリー、低脂肪にして高タンパクなクジラは、奈良時代から貴重な海の恵みとして使われてきました。昆布でだしをとった鍋に、水菜をたっぷり入れクジラ肉を薄切りにして加え、煮立ったらポン酢でいただく、この鍋料理を選びなさい。[2010年(第1回)3級(初級)から出題]
?だだみ鍋
?土手鍋
?はりはり鍋
?ばばちゃん鍋
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【解答】?はりはり鍋
【解説】大阪府を中心とした関西地方で食され、水菜のシャキシャキ感と歯ごたえからはりはり鍋という。?はタラの白子を入れた秋田県のふるさと鍋。?の土手鍋は味噌を鍋の周りに土手のように塗りつけることから。カキの土手鍋は広島の郷土料理。?のばばちゃんとはタナカゲンゲと呼ばれる深海魚で、鍋をポン酢でいただく鳥取県の郷土料理。
Q2.この海藻の採取が始まる11月から12月にかけて最初に摘んだものを“初摘み品”として認証する制度が香川県にあります。初摘みはやわらかく、香りとうま味が高いとされ、生でもおいしいこの海藻を選びなさい。[2010年(第1回)2級(中級)から]
?アカモク
?コンブ
?ノリ
?ワカメ
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【解答】?ノリ
【解説】“初摘み香川県産ノリ”は、県内生産のノリの内わずか5%程度の希少なのり。11月から12月にかけて最初に伸びてきた部分を摘みとった貴重なもので香り高く歯ざわりが良い。2018年は2月6日の「海苔の日」に、初摘み香川県産ノリ(伊吹いりこ風味の味付ノリ)9万食を県内の公立小・中学校の給食に振る舞った。香川県は魚介が豊富な上に養殖も盛んで、ノリ類、ハマチ類の養殖業生産量(平成28年)では全国上位を誇る。
Q3.イカスミ料理はイタリアンの専売特許と思いきや、沖縄にもあるイカを使ったイカ墨汁があります。漢方ではイカの墨や身の成分を産後や風邪の養生に用いることから、かつては薬代わりに食されていたそうです。地元でシルイチャーと呼ばれるこのイカを選びなさい。[2015年(第6回)1級(上級)から出題]
?アオリイカ
?ケンサキイカ
?スルメイカ
?モンゴウイカ
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【解答】?アオリイカ
【解説】アオリイカの沖縄での呼び名は“シルイチャー”。シルイチャーの墨汁は、豚三枚肉で取っただし汁でアオリイカを煮るだけという、至って簡単なレシピであるが、イカの墨や身は腎の熱を取り、利尿作用効果があるとされ、沖縄で古くから親しまれている。晩秋ともなれば、沖縄の釣りのターゲットとして大人気のアオリイカ。釣ってよし、食べてよしのシルイチャーなのである。
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