【ととけん】2017年6月問題
Q1.江戸前寿司に欠かせないこの魚は、東京では梅雨の前後が旬で“梅雨の水を飲んでうまくなる”といわれます。この魚を選びなさい。
[2010年(第1回)3級(初級)から出題]
?アナゴ
?イワシ
?マグロ
?スズキ
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【解答】?アナゴ
【解説】江戸前以外では松島産が有名だが、東京の旬が過ぎた夏頃においしい時季を迎える。
Q2.清流に棲むこの魚の旬になると河原に自生する蓼。これを裏ごしして、酢でのばした蓼酢がこの魚の味に清涼感をもたらします。初夏の解禁日を心待ちにしている太公望も多いこの魚を選びなさい。[2016年(第7回)2級(中級)から出題]
?雨子
?山女
?鮎
?岩魚
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【解答】?鮎
【解説】鮎は5月下旬頃から全国で漁が解禁される夏の魚。「蓼食う虫も好き好き」で表される蓼は辛みと香りが強く敬遠されがちだが、蓼酢にするとそれも和らぎ淡白な鮎によく合う。爽やかな緑色の蓼酢は、盛り付けをも引き立てる名脇役である。
Q3.福岡県の春を代表するプライドフィッシュに選ばれたある魚は、地元ではメンボという名で通っています。市場では同種の魚と区別するため“長ハゲ”と呼ばれるこの魚を選びなさい。[2016年(第7回)1級(上級)から出題]
?ウスバハギ
?ウマヅラハギ
?カワハギ
?モンガラカワハギ
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【解答】?ウマヅラハギ
【解説】カワハギ類中、日本でもっとも食べられているのはカワハギ、ウマヅラハギ、ウスバハギの3種。このうち、馬のように長い顔をしているのがウマヅラ(馬面)ハギ。メンボの名で親しまれる福岡のウマヅラハギは筑前海で漁獲され、糸島や福岡漁港に水揚げされる。5月から6月にかけてのウマヅラハギは産卵に向けて栄養を蓄えるため、真子と肝がたっぷり。その肝を醤油に溶かし、あっさりとした白身につけて食べる刺身のおいしさは格別。春のプライドフィッシュに選定した福岡漁連では高鮮度にこだわり、皮をはいだメンボの身を1回だけ凍らせるワンフローズン加工するなど独自の手法で出荷している。?のモンガラカワハギは、関東の市場などで“皮はぎ”の名でごくまれに見る南方系のカワハギ類。
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