TRY SWEDISH スウェーデン大使館で食文化紹介

2019年2月15日

キャンペーン開始の記念撮影をするローバック大使(中央)とベンクトソン氏(右)、平野さん

 在日スウェーデン大使館(東京・港区)は8日、食文化と生活を広く伝えるプログラム「TRY SWEDISH!」の日本版を公開した。大使館内で記者発表会を行い、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)発効を機に日本市場の開拓を進め、6年後に2倍の輸出額を目指す宣言した。

 マグヌス・ローバック駐日スウェーデン大使は日欧EPAの発効に触れ、「両国間の貿易もさらに盛んになるだろう」と述べた。カール・ノルスティン商務官はフードビジネスの最新動向を説明。「食品・飲料の対日輸出金額は13年からの5年間で1・3倍に増加した」と成長率の高さをアピールした。

 スウェーデンでは北部から西海岸まで多様な魚介類が育ち、ニシンやカニ、エビ、ロブスター、ザリガニ、魚卵などが主に食ベられ、「パテや合成品など加工製品もたくさんある」と紹介した。タマネギやディルなどさまざまな風味がする塩漬サーモンも伝統的な行事で食べられる。

 本国から来日したミシュランの星を獲得したレストラン「PM&Vanner」のパー・ベンクトソン・シェフとフードエッセイストの平野沙季子さんらがスウェーデンならではの料理を試食し、その魅力を語り合った。キャンペーンは日本版公式ウェブサイト(www.tryswedish.jp)ならびに写真投稿アプリ・インスタグラムの公式アカウント(@tryswedishjapan)で行っている。[....]