SEAPAジャパン、養殖カキバスケット「GTX」開発

2022年7月15日

より頑丈に、より使いやすくなった新型バスケット

 【大阪】(株)SEAPAジャパン(吉本剛宏社長)はこのほど、シングルシードカキ養殖に最適な新型バスケット「GTX」の販売を開始した。初代モデルを販売してから24年間、世界各国のカキ養殖生産者の声を基に開発。沖合など波当たりの強い海域でも利用できるよう強度を高めるとともに、組み立て方法を簡便化。使いやすさも向上させて付属品の結合なども容易にできるような形状にした。

 バスケット上部の中心に通したロッキングバーと呼ばれる部分には、背骨の役割をもたせて高い強度を確保。さらにさまざまな付属品が結合できるような仕組みにしている。

 また、バスケットを挟み吊(つ)り下げるストームブレーカー・クリップは、従来より素材を肉厚にして強化するとともに、バスケットへの取り付けをより簡易にした。クリップの根元を堅牢(ろう)にすると同時に、ロッキングバーと相乗効果で耐久性を高めている。[....]