OKI「フライングビュー(R)」、航行中も俯瞰で監視

2020年10月5日

フライングビューで合成された映像

 情報通信事業の沖電気工業?(OKI、本社=東京・港区、鎌上信也社長)は9月29日、俯瞰映像で360度の周囲監視ができるモニタリングシステム「フライングビュー(R)」を2021年度に商用化すると発表した。四方へ向けた4台の魚眼カメラ映像がリアルタイムで合成され、自身の船舶や車両の周辺状況を自由な視点で、客観的に把握できる。ユーザー環境で実証実験ができる評価機の提供も開始した。

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 フライングビューは4台のカメラと映像合成部、送受信部で構成されている。四方を撮影した映像を合成して、実際のカメラ設置場所と異なる視点から見えたような、一つの映像を生成する。船舶ならばマスト(帆柱)に設置することで上空から撮影した映像のように、自船の周辺状況を客観的に把握できる。周辺の障害物や他船との距離をひと目で把握でき、接触事故の未然防止や安全な着桟を補助する。[....]