NZ水産物付加価値向上へ、カ・アワテア会が初会合

2019年5月24日

「ホンギ」(互いに鼻を付けるあいさつ)をする伊藤会長(から2人目)ら 

 日本・ニュージーランド水産検討会「カ・アワテア会」(ニュージーランド政府主催)は22日、ニュージーランドの首都ウェリントンの国会議事堂会議室で、同国で初の会合を開き、ニュージー産水産製品の付加価値向上などについて意見を交わした。

 同会は2016年、テ・ウルロア・フラベルマオリ開発担当大臣とマオリビジネス代表団の来日を機に、同国政府によって設立された組織(マオリ語で新たな夜明けの意)で、日本側は中央魚類、大日本水産会、大手水産会社のマルハニチロ、日本水産、極洋が参画している。在日ニュージーランド大使館や同国水産業者とともに、日本への水産物輸出促進を目的とした協議を開始し、同国産魚介類の一般名称や日本市場向けのプロモーションを検討する中で初のニュージーにおける会合が実現した。

 会合には、日本から伊藤裕康中央魚類会長兼最高経営責任者(CEO)のほか、重義行大日本水産会専務、山田英剛マルハニチロ海外ユニット海外戦略部部長、重野優日本水産水産事業第二部部長に加え、大八木勝男スズヨネ水産社長らが出席。ニュージー側は「シーフードニュージーランド」などの業界団体や大手水産企業サンフォード社をはじめ、シーロード社など数社が出席した。[....]