JF全国漁青連/設立から20周年

2012年7月11日

JF全国漁青連は7月3日の総会で、志賀基明新会長を選任した。魚価安・資材高騰に放射能問題が上乗せされ、漁業者を取り巻く環境はかつてなく厳しいが、志賀会長は「新たに漁青連ブランドを創設し、安全・安心の信用を取り戻す販売ができないか」など、思いをめぐらせている。志賀会長のインタビューを漁青連設立20周年記念特集と併せ、2面で紹介する。

各都道府県の漁協青壮年部など活動強化を促進し、漁業の発展を目的に設立されたJF全国漁青連(漁青連)は、平成4年の設立から20周年を迎えた。この間、漁業経営が厳しさを増すうえ、東日本大震災や福島第一原発事故による放射能問題は、さらなる足かせとなっている。だが漁青連は、仲間とともに困難を乗り越えようと活動を展開。被災地支援の一環として、記念式典はあえて被災地でもある宮城・仙台市の江陽グランドホテルで7月3日開催。同日の通常総会で、選任された志賀基明新会長(福島)のインタビューと併せ、式典の様子を紹介する。....[....]