JAFIC発表、AI漁場予報が進化

2022年8月3日

 漁業情報サービスセンター(JAFIC、和田時夫会長)は1日、人工知能(AI)を用いたサンマ漁場予測の予報期間が2日先まで伸びたことを発表した。従来は操業当日のみの情報しかなかったが、独自の海洋数値モデルを取り入れたことで、翌日、翌々日の漁場まで予測できるようになった。

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 精度は当日分の予測と比べるとやや低下するものの、操業の参考となる情報をいち早く知ることが可能になった。漁場は水温パターンや資源状況などから、AIが機械学習の一種である深層学習(ディープラーニング)によって導き出している。当日分はこれまでと同じで日報水温から解析するが、その先に関しては海洋数値モデルを活用する。[....]