JAFIC、AIでサンマ漁場を視覚化

2020年3月18日

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実際の漁場(赤色)とAIが予測した漁場(白・灰色)

 漁業情報サービスセンター(JAFIC)は16日、水産庁記者クラブで会見を開き、人工知能(AI)を用いたサンマの漁場予測を始めると発表した。今漁期からのサービス開始を目指しており、日報で配信している海況図に推定漁場を表示する形で提供していく。JAFICによる漁場予測は6魚種目で、深層学習(ディープラーニング)を使った予測は初提供になる見通し。同様の手法を用いたカツオ・ビンナガの漁場予測よりも早く社会実装される。

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 予測は、独自で収集・蓄積した海況・漁況情報(今回は2003年以降分を活用)に加え、水産研究・教育機構が調査した資源量推定のデータを基に行われる。海況図上に、漁場である確率が高い順に白色の点や灰色の点で表示することで推定漁場を知らせる。[....]