IUU、規制魚種固まる/水産流適法制度検討会 

2021年8月23日

 国内外問わず、違法に漁獲された水産物の流通を阻止する水産流通適正化法の施行に向けた制度検討会(座長・濱田武士北海学園大学教授)は19日、第4回会合を開き、規制の対象となる魚種などをまとめた。国産水産物(特定第一種水産動植物)はアワビ、シラスウナギ(ウナギ稚魚)、ナマコの3種、輸入水産物(特定第二種水産動植物)はサンマ、イカ、サバ、マイワシの4種を当初の規制対象とした。国産、輸入ともに対象魚種を使った加工品も規制の対象になる。9月中旬の意見募集(パブリックコメント)、11月の水産政策審議会への諮問を経て、年内に省令による施行規則を公布、1年後の2022年12月に施行する。

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 検討会は20年12月の法成立・公布を踏まえ、22年12月の施行に向けた対象漁業などを検討していた。[....]