ICT導入で労働時間削減 

2021年9月10日

クリックで画像を大きく表示します

タブレット端末で電子入札する様子

 水産・食料研究会(会長・廣吉勝治北海道大学名誉教授)は6日、第146回講演会をオンラインを活用して開催した。今回は、講師として漁港漁場漁村総合研究所第一調査研究部の林浩志氏が登場。情報通信技術(ICT)化において先端を走る岩手・大船渡魚市場の取り組み事例とその効果について紹介した。

 水産物の陸揚げから出荷に至るまでには多数の工程を経る。情報は紙や電話で伝達されるため、パソコンで集計される前に間違いや重複する作業があり、多くの時間と労力が費やされている。このほかにも、働き方改革や水産物の資源状況、トレーサビリティを求められるようになるなど新たな動きも加わって、全国的に課題が山積している状況にある。[....]