ICTでウニの品質向上へ、ウニノミクスとNTT東日本

2020年6月25日

海藻を食べ尽くしたウニ?でも畜養で身入りを増やす

 ウニノミクス?(東京・江東区、武田ブライアン剛社長)は22日、同社のウニ陸上蓄養事業で、東日本電信電話?(NTT東日本)との共同実験協定をこのほど締結したと発表した。人工知能(AI)による画像認識で、ウニの健康状態の把握や自動給餌、自動選別など、情報通信技術(ICT)を活用して現場作業の効率化や品質管理に努める。製品化したシステムは、国内外への販売も視野に入れる。

 共同実験はウニノミクスのグループ会社である?大分うにファーム(大分県国東市、栗林正秀代表)の陸上蓄養施設で、すでに始まっている。今年度はウニの健康状態や外傷を確認するAIの画像認識技術の開発に挑み、2021年からは試験機を実際の施設に用いて製品化を目指す。[....]