ENEOS、海藻で脱酸素

2022年2月25日

海洋生物のすみかとなり、ブルーカーボンとしての役割も果たす海藻類

 UMITRON PTE.LTD.(ウミトロン、本社・シンガポール)は24日、石油元売り最大手ENEOSホールディングス(株)の100%子会社であるENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(東京・千代田区、矢崎靖典社長)と資本業務提携契約を締結したと発表した。魚類養殖に生かされているウミトロンの海洋環境情報を、海藻類の養殖などに適用し、共同でブルーカーボン事業を展開する。

 ウミトロンは人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などを用い、持続可能な水産養殖のコンピューターモデルを開発している。2020年に提供を始めた高解像度海洋データサービスの「UMITRON PULSE(ウミトロン・パルス)」もその一つで、衛星データを活用した海水温やクロロフィル、溶存酸素、塩分濃度などの情報を独自に解析し、視認しやすい画像で提供。養殖魚管理の早期判断に利用されている。[....]