ARアカエビ、ナショナル海域での漁獲解禁

2022年6月14日

スーパー、量販店の売場で欠かせない有頭のARアカエビ

 アルゼンチンアカエビ(ARアカエビ)の船凍有頭エビの主漁場であるナショナル海域での漁獲が9日(現地)、スタートした。メインの消費国であるスペインで在庫が積み上がっているとされ、ドル価の下げに期待がかかる。ただ、円安が進行する中で日本マーケットに受け入れられる価格で買い付けられるのか、また極端な原料安は現地乗組員のストのリスクもあり、買い付けの難しい年になりそうだ。

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 5月下旬から試験操業の形で十数隻が出漁した結果、資源的にも問題ないとして解禁になった。漁獲アソートは大型のL1(一キロ当たり10?20尾)が30%、L2(20?30尾)が70%程度で、L3(30?40尾)は海域によっては獲れているものの少数だという。[....]