<魚食にっぽん(121)>広がる冷凍販売

2021年2月22日

馬込沢駅前店のフローズンコーナー

 食品スーパーの鮮魚売場では今まで、どんな製品でも冷蔵(チルド)で売るのが最善とされてきた。仕入れ先から納入される際は冷凍(フローズン)でも、わざわざ解凍してから店頭に並べる。フローズンのままだと見栄えが悪く、消費者の受けがよくないと信じられてきたからだ。しかし最近、一部店舗ではフローズン販売が拡大しつつある。東京圏で1、2を争う店舗数の「サミットストア」を運営するサミット(株)鮮魚部アシスタントマネージャーの中神大作氏にインタビューした。

 ◇最近の新店や改装店でフローズン販売を増やしているようですね。

 ◆中神氏/昨年11月に改装した権太坂スクエア店(横浜市保土ヶ谷区)を皮切りに、新店の五反野店(東京・足立区)、改装の馬込沢駅前店(千葉・船橋市)と、今月10日時点で計3店舗においてフローズン販売用の売場を大きく拡充した。[....]