<震災から8年>津波防災の先進地の串本町から報告

2019年3月11日

田並地区の避難タワーにはシェルターを設置

 防災意識が高い地域は少なくないが、先進的といわれるのが本州最南端の和歌山串本町だ。内閣府中央防災会議の南海トラフ巨大地震の想定では最大津波高18メートル、到達時間が最短2分という数字が出た地域でもある。県や町は「津波による死者を出さない」との意思を強め、ハード・ソフト両面でさまざまな対策が行われている。[....]