<震災から7年>福島いわき・相馬、加工の苦悩と光明

2018年3月9日

 福島県は震災とその津波による福島第一原発事故の発生から7年を迎える。徹底した官・民両面の放射性物質の検査体制が敷かれる中、一部海域の漁獲物を除き、試験操業の対象はほぼすべての魚種に拡大されてきた。しかし根強い風評を消すには短く、人手不足や不安定な原料供給など、水産加工・流通業者に新たな負のスパイラルをもたらしている。福島の水産加工・流通業者の現状を探った。[....]