<銚子・波崎の水産2022>洋上風力で前浜に漁場を

2022年8月3日

ROVを使った海域調査

 銚子市沖の洋上風力発電事業と漁業との共生を目指し、JF銚子市漁協は5月から、建設を予定する促進区域やその周辺の海域で漁場実態調査を開始した。漁業とエネルギー事業の共生策を見つけるための調査で、漁協青年部なども参加している。休漁期間の収入確保や漁獲圧の分散を図るためには、新規漁場の創出が欠かせないためだ。

 漁場調査は銚子市漁協から、港湾潜水事業・調査の(株)渋谷潜水工業(神奈川・平塚市、渋谷正信社長)および今年5月に設立した漁協子会社の(株)銚子漁業共生センターへの業務委託で実施している。[....]