<極洋の完全養殖「本鮪の極 つなぐ」初出荷・特集>

2017年12月4日

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越田漁場にある極洋シードワンマリンの完全養殖クロマグロ用のイケス

 極洋と配合飼料のフィード・ワンとの合弁会社「極洋フィードワンマリン」(愛媛県南宇和郡愛南町、林泰史社長)は、完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ(TUNAGU)」の出荷を先月23日から本格的に始めた。極洋グループの完全養殖クロマグロへの取り組みを紹介する。
 極洋が今回、初出荷を迎えた完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ」は、?魚のプロと配合飼料トップメーカーだからできる品質の高さ?養殖に最適な四国西南部の宇和海エリア?日々進化を続ける極洋フィードワンマリンの養殖技術?が主な特徴だ。
 今年創業80年を迎えた“魚に強い総合食品会社”の極洋と、配合飼料のトップメーカーで1986年からクロマグロの種苗生産技術の研究に取り組んできたフィード・ワンのノウハウによって、クロマグロが本来もっている色目や身質、風味にこだわった高品質なマグロが完成した。
 四季を通じて黒潮の分流が入る海で養殖され、年間水温は15?28度C。夏は天然ヨコワが泳ぐ海で冬はクロマグロ養殖に最適なエリア。ふ化から出荷まで一貫生産することで生産性を高めている。[....]