2021年4月1日
日本遠洋旋網漁協(加藤久雄組合長)の組合員各社が水揚げする漁獲物の高付加価値化と労働環境改善を目的に、松浦市が2017年6月に着工した高度衛生管理型荷捌き施設が3月中旬に完成、4月からの本格稼働を目指している。
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1979年に建設された現施設が40年以上経過したことから、今回、水産庁の「水産物輸出拡大施設整備事業」により、事業主体の松浦市が高度衛生閉鎖型の荷捌き施設を建設し、鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1万2000平方メートルの閉鎖型荷捌き施設として完成。全館にスポット空調を導入し、施設の一部を対EU・HACCP仕様とすることで漁獲物の安全・安心度を高め、国内外への販路拡大を目指す。
市場構内に整備された既存の密閉型立て替え出荷施設「おさかなドーム」と、仕向け作業場を通して直結・一体化させることにより、荷揚げから選別、セリ、立て替え、出荷まで、一連の作業[....]