<年末会見>的埜明世日冷倉会長/物流サービス高度化を

2019年12月13日

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「省人化も進めなければならない」と語る的埜会長

 日本冷蔵倉庫協会の的埜明世会長は10日、東京・中央区の豊海センタービルで年末会見を開き、人手不足が顕著な物流事業について「IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの活用による省人化もできる限り進めていかなければならない」と方針を示した。発言要旨は次の通り。

 一、8月の九州北部豪雨、9月の台風15号、10月の台風19号と今年も多くの自然災害が発生した。異常気象でなく通常の状態になっているように思う。公私とも防災意識を持ち、常に災害発生に備えておくことが重要だ。

 一、冷蔵倉庫は、大都市圏を中心に庫腹タイトな状況が続いている。寄託者には事業者とよく連携してもらい、適切な在庫管理や計画的な入出庫をお願いしたい。

 一、Eコマース市場の急速な拡大に伴い、物流ビジネスの重要性がますます高まっている。今後の人手不足を踏まえ、IoTやAIなどの活用による省人化をできる限り進めていかねばならない。冷蔵倉庫業界でも物流サービスの高度化に向けたサポートができるよう協会活動を進めていく。[....]