<寿司特集>宅配大手、鮮度と味+見た目にこだわり

2018年10月26日

電話やウェブで注文を受けバイクで寿司を宅配

 おいしい寿司を家で食べたいという需要をかなえ売り上げを伸ばし続けている「銀のさら」(ライドオンエクスプレスホールディングス、江見朗社長)。同社は宅配寿司業界において50%近い圧倒的なシェアを誇る。3月末現在で「銀のさら」約361店舗、同社傘下の釜めし「釜寅」やカジュアル版宅配寿司「すし上等!」、宅配代行事業の「ファインダイン」を含め総店舗数は735店舗となる。
「銀のさら」は鮮度にこだわり、ネタにこだわり、おいしさに徹底的にこだわる。回転寿司と違って、その場でお代わりができない分、配達された商品がすべてであり、注文した人が満足感を得られなければ再注文はない。そのため、メニューに載せる写真撮りにはかなりのこだわりをみせる。「どうやったらおいしそうに、きれいに見えるか撮影にはこだわるし、もちろん写真通りのものが届かなければお客さんは残念に感じてしまうので、写真通りのものを届けるようにしている」という。シャリもネタ(17?22グラム)も満足のサイズ感だ。鮮度のよい状態で提供しようと、宅配寿司では独占契約となる「高電場解凍機」という装置を使って、凍結した原料を電磁波で解凍することでドリップを最小限に抑え、生鮮と変わらない状態で寿司を提供することができている。 [....]