2020年12月10日
山口・下関市と下関市鯨肉消費拡大推進協議会は11月26日、下関市の海峡メッセで「全国鯨フォーラム2020 in 下関」を実施した。同市での開催は8年ぶり。会場には全国から関係者約300人が集い、捕鯨文化の継承・普及啓発について認識を深めた。
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全国からの参加者を迎えるにあたり、初めに歓迎レセプションでは、地元・巌流島での宮本武蔵と佐々木小次郎による決闘の様子をイメージした演舞が披露された。
■大切な文化、次世代へ継承/前田市長
主催者を代表して下関市の前田晋太郎市長は、「下関市では8年ぶり2回目、新型コロナウイルス対策のもとでの開催となった。本市と捕鯨との関わりは近代捕鯨発祥の地として、戦前戦後を通し南氷洋捕鯨の水揚げ、生産拠点、基地として発展してきた。昨年7月の商業捕鯨再開からは母船式捕鯨の基地となった。市では、クジラによる活力ある街づくりを進めており、「くじらの街[....]