<サケ・マス特集>流通/欧米の消費拡大・他国も追従

2017年4月27日

 チリで昨年発生した赤潮による斃(へい)死被害は北米向け生鮮マーケットを一気に引き締めて、その後長期にわたる国際価格の右肩上がりに直結するきっかけになった。さらにノルウェー産アトランの大型不足がイケ出し価格を異常な高値に導き、欧米全体でサケの引き合いが強まり、日本だけが蚊帳(かや)の外にはじき出されてしまった。[....]