<わかば丸竣工>井上誠・極洋社長に聞く

2022年8月5日

井上極洋社長

 ◇建造に踏み切った理由は。

 ◆井上社長 調達から加工、販売まで一連スキームとして展開しているのが、極洋の鰹鮪事業の強み。調達の国際的競争が激化する中で、独自の調達力強化はグループ全体の事業継承、拡大にとって重要だ。例えば、指宿食品のわかば丸原料のカツオタタキは、原料の品質の高さ、極洋のプライドがバトンとして渡されていくストーリー性が認められ、高評価いただいている。一気通貫のスキームこそ、事業の高収益化のキーポイントになる。水産会社のDNAとして船齢30年を超える第三、第八わかば丸(349トン型)の船体、設備の老朽化対応としては新船建造しかない。[....]