<ぷろふぃる>黒沼靖都中央卸売市場長、あり方まとめ

2019年8月6日

クリックで画像を大きく表示します

「あり方まとめが最大のミッション」と語る黒沼中央卸売市場長

 都庁での35年間で、中央卸売市場に関わるのは初めて。長く在籍した水道局でも総務局被災地支援担当部長として東日本大震災被災3県の現地事務所を立ち上げた時も、常にニーズは現場にあると考えて取り組んできた。「都政のキーワードは現場だった」。ゆえに7月1日に就任してすぐ都内11の中央市場巡りに着手した。豊洲や大田はセリから足を運び、実質2週間弱でひと通り回り終えた。

 「豊洲のことはテレビで見ていたけれど、新鮮な驚きがあった。いやすごいな、と」。圧倒的物量。卸や仲卸が発する市場からあふれんばかりの活気。「最大消費地を抱える東京の中核拠点の開設者としての責任の重さをひしひしと感じた」。「現状が完成ではない。ほかの10市場を含めた今後のあり方を、在任期間中に市場の皆さまと描いていくのが最大のミッション」との決意を固めている。[....]