＜ねり製品特集＞下村全宏・日本かまぼこ協会長に聞く／新型コロナ、土産や業務筋大打撃

2020年6月24日

下村会長

　日本かまぼこ協会が発足し、１年がたった。新型コロナウイルス感染拡大でねり製品業界も大きな影響を受けるなど試練の時が続く。下村全宏日本かまぼこ協会会長に業界の現状や協会の取り組みなど話を聞いた。

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　◇新型コロナの影響はどうでしょうか。

　◆下村会長／量販店など小売向けの販売は外出自粛による内食需要の高まりで動きはよい。一方でホテル・旅館や外食、学校給食などの業務筋、観光向け直売店などは非常に厳しい状況が続いている。私の会社（茶福水産）はホテルや旅館、仕出し弁当向けを中心に製造しているが、緊急事態宣言前から外出を自粛する動きが出ていたため、２月後半から流通が滞り始め、３月下旬から約１か月、工場がほぼ停止状態となった。感染拡大し、４月から５月にかけて自粛が続いたため、ホテルや旅館などゴールデンウイークが稼ぎ時の業種に影響が出ただけでなく、[....]