21年度予算大綱、「成長化」の加速を明記/自民党水産合同会議

2020年12月3日

21年度予算大綱などを議論した

 自民党水産部会(舞立昇治部会長)、水産総合調査会(浜田靖一会長)合同会議は2日、東京・永田町の党本部で2021年度水産関係予算編成大綱を取りまとめ了承した。大綱は新たな資源管理や成長産業化への取り組みを確実に進めることを明記。20年度第3次補正予算案には、新型コロナウイルス禍や不漁問題の長期化に対応した成長産業化や、ポストコロナに向けた新たな資源管理や経営対策などを盛り込んだ。

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 大綱は、水産政策の改革を確実に進めるためと位置付け、20年度予備費や3次補正予算での対応を含め必要な予算を措置する方針を明記した。

 資源評価体制の強化や不漁原因の究明なども含め、新たな資源管理システムを推進していくほか、不漁問題に対応して漁業経営安定対策の強化を進める一方、競争力強化に向けた漁船リース事業や漁船漁業の構造改革、マーケットイン型養殖業の推進を打ち出し、「水産業の成長産業化を[....]