21年宮城ギンザケ、予想生産量1万4700トン

2021年2月8日

稚魚の搬入量は増えたが、若干の減産見通しに

 宮城県産養殖ギンザケの2021年予想生産量は前年比200トン減の約1万4700トンとなった。イケスへの稚魚搬入量は微増したものの、昨年が平年を上回る豊漁(高い成長倍率)だったため、平均値からはじき出す想定は「若干の減産」との見通しになった。出荷は来月中旬にスタート、7月末まで行われる。

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 JFみやぎが県内でギンザケの養殖事業を行う商社や生産者に実施した聞き取り調査によると、21年の生産体制は経営体59件(前年も同数)、イケス227基(224基)で、イケスに投入された稚魚は延べ1276トン(1217トン)、尾数ベースで729万尾(744万尾)だった。これに近年の実績から想定した成長倍率(11・5倍)を掛けた予想生産量は1万4674トンとなり、昨年実績(1万4908トン)を234トン下回った[....]