2019年度乾ノリ初入札、軒並み大幅減産

2019年12月26日

 乾ノリの2019年度漁期がスタートし、全国で精力的な生産が続いている。11月下旬の宮城を皮切りに佐賀有明などの九州地区、千葉、兵庫などで順次、初入札が開かれ、上場枚数の減少を背景に高値相場となっている。

 全国漁連のり事業推進協議会が12月20日現在でまとめた全国漁連別実績によると、全体の上場枚数は2億2187万枚で前年同期の37%減。一枚当たりの平均単価は18・72円と2円程の高値となった。

 全国的に海水温が高く、網の張り込み時期が後ろ倒しになったことで、初入札までに数量がまとまらなかったことや千葉や宮城では台風19号の影響もあった。[....]