20年ノルウェー水産物輸出、コロナ禍でも輸出増大

2021年1月8日

 ノルウェー水産物審議会(NSC)によると、2020年のノルウェー水産物輸出は新型コロナウイルス感染拡大の中にもかかわらず270万トン(前年比2%増)と史上2番目の数量を記録した。一方、金額は1057億NOK(ノルウェークローネ=7日、12・54円、1%減)。苦しい環境下でも海外市場におけるノルウェー水産物の根強い需要を示す年となった。

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 20年の状況についてNSCのレナータ・ラーセンCEOは「20年は好調なスタートを切ったが、コロナにより社会が閉鎖し始めるとノルウェー水産物の重要な販売チャンネルだった海外のレストランやホテル向けの需要を失った。しかし、その半面オンラインショッピングやテークアウトサービスの伸長により水産物の需要は新たなチャンネルに移り、ニシンやサバなどを中心に好調な展開をみせた」とコメントしている。[....]