18年水揚げサバ・サンマが増加、JAFIC集計

2019年1月22日

 漁業情報サービスセンター(JAFIC)によると、2018年の主要調査港の主要魚種水揚げ動向は、サバ類とサンマが増加する一方、カタクチイワシ、スルメイカ、秋サケ、カツオが減少した。
 マイワシの水揚量は40万4837トン(前年比1%減)。小型魚の割合が増加し、価格はキロ42円(14%安)。輸出は11月までで9万4000トンと増加傾向にある。サバ類(マサバ、ゴマサバ)は50万673トン(8%増)。マサバ太平洋系群の卓越年級群(13年、16年級)が順調に水揚げされた。18年9月の太平洋系群の不漁は、東北?道東が高水温に覆われたためとみられる。価格は95円(14%高)。前半は70?80円台で推移した
 生鮮スルメイカは2万2760トン(23%減)。減少に歯止めがかからず3年連続の不漁となった。価格は538円(0・1%安)と高止まり。秋サケは3万6586トン(35%減)と14年から減少している。価格は646円(34%安)だった。 
 サンマは11万3441トン(55%増)。型もよく水揚量は15、16年並みに回復した。価格は186円(33%安)と下げた。カツオは4万2761トン(6%減)。釣りは3万4697トン(23%増)、まき網は8065トン(54%減)。まき網は価格の高いキハダやビンナガ狙いで減少した。[....]