2021年11月1日
共同船舶?(所英樹社長)は10月28日、都内で記者会見を開き、鯨肉商品を初めて機能性表示食品と明記して販売すると発表した。赤肉には疲労感の軽減効果、本皮は記憶力の維持に役立つことなどをそれぞれ記載。今月24日から展開していくという。
◇ ◇ ◇
鯨肉には赤肉にイミダゾールジペプチドの一種であるバレニンを多く含み、本皮の皮下脂肪などにはオメガ3系脂肪酸(DHA、EPA、DPA)が豊富に含まれている。同社は5年ほど前からクジラの機能性表示に向けた検討を進め、今年10月に必要な届け出の提出を完了させた。 販売するのは「凍温熟成鯨赤肉」(250グラム)と「鯨本皮」(120グラム)の2品。赤肉の製品は一日当たり半分(125グラム)、本皮は4分1量(30グラム)を摂取することで疲労軽減や記憶力維持効果が期待できるという。ともに冷凍のニタリクジラで、価格は赤肉が約1200円、本皮が500?600円程度を想定している。 [....]