魚類の鮮度基準/K値の試験方法、JAS制定

2022年4月4日

 農林水産省は3月31日、魚類の科学的な鮮度評価の指標である「K値」の試験方法について日本農林規格(JAS)が新たに制定されたと発表した。

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 国内では鮮度保持の技術として活〆が広く知られているが、魚体に傷が付くため海外では低く評価されるケースがある。農林水産省は、科学的な指標である「K値」の試験方法の規格を定めることにより、活〆の鮮度の高さに「お墨付き」を与え、日本産水産物の優位性を訴えて、海外への輸出増加につなげたい考えだ。

 K値は、死後時間がたつに従って増加する魚類の筋肉中に含まれるエネルギー成分であるATP関連物質の含有量から算出[....]