魚卵初の機能性表示食品、井原水産「健康数の子」登録

2017年6月12日

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「健康数の子」、パッケージには健康に有益な機能の表示が明示されている

 カズノコ、ニシンなどを加工する井原水産(留萌市、井原慶児社長)の「健康数の子(登録商標)」が5月26日、消費者庁の「機能性表示食品」として受理された。魚卵商品は初めて。機能性関与成分はDHA、EPAで、両成分の血中中性脂肪低下機能を商品パッケージに表記できるようになる。
 機能性表示食品は今年6月7日現在、922商品が届け出されている。「健康数の子」は米国・カナダ産の原卵を、白醤油で調味して仕上げた味付けカズノコ。1パック(65グラム入り)を食べることで、DHA、EPAの一日の摂取目安量を取ることができる。15年には北海道食品機能性表示制度(愛称=「ヘルシーDo」)の認定商品にもなっている。
 同社は同商品が含むDHA、EPAに「中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています」と表記した新パッケージを早期に投入し、新生「健康数の子」の売り込みを図る考えだ。
 井原社長は「サプリメントではなく食品を食べて健康になるという、食生活本来の目的を果たせる商品。通年商材として多くの方々に利用されることを期待したい」と話している。[....]