魚介類、減少止まらず/コロナで供給態勢が低下

2021年2月18日

 財務省が17日に発表した1月の貿易速報によると、魚介類輸入(非食用水産物を除く)は引き続き前年同月を下回り、記録的な前年割れが続いている。畜肉類も同様に減少し、主要タンパク源の海外調達が異例の低下をうかがわせている。

 1月の魚介類輸入実績は、数量が前年同月に比べて4・8%少ない16万5030トン、金額も16・4%減少して1057億7500万円にとどまった。前年割れは数量が7か月連続、金額は2019年8月以降、1年半以上に及んでいる。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う輸出国の生産・供給態勢に影響が出たほか、コンテナ不足や輸送費の高騰など物流がフルに機能していないことが広域的に影響したとみられる[....]