駿河湾サクラエビ春漁、初漁で2.3トンを水揚げ

2020年4月17日

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サクラエビ春漁の初取引が行われた(由比港魚市場で)

資源保護を最優先にした自主規制で臨んでいる静岡県駿河湾サクラエビ春漁が14日夜に初漁を行って、2・3トンを水揚げした。15日早朝、由比港魚市場(静岡市清水区)と大井川港魚市場(焼津市)で初セリ(入札)が行われた。

 入札の一ケース(15キロ入り)当たり平均相場は6万6220円(税抜き)で昨年春漁の初取引(3月27日)と比べて34・6%安だった。加工販売を行う仲買人は、「この相場は昨年秋漁終盤の相場と同水準。これをスタートに、皆さんがこの先の相場の落ち着き具合をみている。不漁に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で高級魚などの販売に影響が出ている中、買う側としては荷が動かないと(在庫が)重たくなってしまい、皆さん、そこの負担がないように手探りの状況にある」と指摘した。[....]