駅施設でエビ養殖実証実験

2022年2月16日

JR常磐線浪江駅での閉鎖循環式陸上養殖システム(写真中央やや左)設置イメージ

 JR東日本グループは22日から、JR常磐線浪江駅の構内に小型閉鎖循環式の陸上養殖システムを設置し、バナメイエビ養殖の実証実験を始める。駅を利用した水産養殖の試みは初。列車による荷物輸送などを活用して、成育したバナメイエビをエキナカ店舗などで販売する。福島浜通り地区の新たな地場産業の創出を目指す。

 まずは鉄道敷地内での陸上養殖の成育状況、飼育したバナメイエビの出荷方法やシステム稼働の安定性を実証していく。設置された養殖水槽の規模は横4・6メートル、縦2・1メートル、高さ2・8メートルで容量は8トン。最初の池入れとなる3月中旬に、3000?4000尾の稚エビの投入を予定している。[....]